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モノマド辞典:スクリーン印刷

スクリーン印刷とは

スクリーン印刷とは、メッシュ素材の網目に、インクが通過する所としない所を作った版を使い印刷する方法のことです。通称シルク印刷とも呼ばれていますが、昔は絹の布がメッシュ素材として使われていたこともあり、シルクスクリーン(silk screen printing)と呼ばれています。

現在では、絹は耐久性が劣る為、ポリエステルやナイロンなど合成繊維が主に使われています。絵柄や文字を切り抜いた型紙の上から染料などを塗り、転写させる日本古来の技法、ステンシルが基となっています。

型紙の代わりにシルクを使い「シルクスクリーン・ステンシル」と名付けられ、1907年にイギリスで特許を取得されました。これによりシルクスクリーンと呼ばれるようになったと言われています。

スタンプのように版にインクを転写させるオフセット印刷よりも、厚くインクをのせられる事が大きな特徴です。まだパソコンが家庭に普及する以前は、年賀状を印刷するのにプリントゴッコがありました。後で記述いたしますがスクリーン印刷の工程にそった本格的な印刷機が家庭でも身近にあったものです。(プリントゴッコは、理想科学工業が1977年から2008年まで製造・発売していた家庭用小型印刷器具のブランド)

スクリーン印刷の特徴

スクリーン印刷は、枠に貼り合わせたメッシュ素材を通してインクを押し出すように印刷します。前述したように厚くインクを印刷対象物にのせる事が出来ます。したがって、他の印刷方法よりも色濃く、色褪せしにくいという特徴が出せるのです。耐候性インクを使用すると屋外用途にも向いています。

また、スクリーン印刷は特色(とくしょく)インクを使って印刷します。特色とは、インクジェットプリンターのようにプロセスカラー(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)では再現できない色を表現するために調合された単色インクのことで、スポットカラーとも言います。特色インクを使って2~3色印刷するのに向いています。

ドットが荒いので、写真やグラデーション原稿の再現にオフセット印刷など他の印刷方法に比べ向いていません。ドットが肉眼で見える為、絵柄が荒く感じられるでしょう。しかしながら、離れて見るようなポスター、看板などの場合、インキの盛り量が多く色濃くインパクトがある表現ができる為、視認性が上がります。

光沢インキや金、銀、蛍光、蓄光、また、色のみでなく特殊インクを利用できるのもスクリーン印刷の特徴のひとつです。(特殊インクの例、スクラッチ目隠し部分の印刷など)枠にメッシュを貼り付けた版の為、樹脂成形品やプレス加工品など、いろいろな材質、場所、形状に印刷することができます。応用範囲がとても広い印刷方法です。サイズもかなり大きなものまで刷る事が可能です。スクリーン印刷では、他にもTシャツなどの衣服、CDやボトル、銘板などに使われています。

スクリーン印刷の工程

・ポジフィルム作成
印刷したい部分を覆い隠しマスキングして露光する、ポジフィルムを作成します。Adobeイラストレーターで作成した印刷原稿を色ごとに分けた版を作成しデータを反転させ、出力機でポジフィルムに置き換えます。

・紗張り
枠にメッシュを張る作業です。紗張り機を用いて行いますが、メッシュをクランプにかませ、テンションをかけ接着剤を使い固定します。接着剤が完全硬化した後、ゴミ、ホコリ、油脂分等を取り除く為、洗浄を行ないます。

・乳剤のコーティング
乳化剤(感光性樹脂)を塗布します。感光性乳剤塗布機、又は手でコーティングします。最初に印刷面と反対側に薄く乳化剤を塗布し、メッシュの網目を塞ぎます。印刷面を目標の膜厚までコーティングと乾燥を繰り返して厚みを測定して乾燥させます。

・露光
乳化剤をコーティングした版にポジフィルムを貼り付けマスキングし、紫外線を露光します。

・現像
露光後は、水洗いして乾燥させます。露光で光が当たらず硬化しなかった部分の感光材が洗い流され、メッシュ部分が露出します

・調色
特色印刷をする場合は、インクメーカの見本帳(DIC、TOYO、PANTONE)で指定、又は色見本に合わせて調色がします。ベースの色に加色していきます。練り合わせて見本に近づけます。印刷対象物や乾燥などインクの状態により色が異なりますので注意が必要です。

・印刷
印刷したい対象物の上に、完成した版を置き、上からスキージでインクを延ばすと露出したメッシュより押し出されます。印刷対象物にインクが転写され印刷されます。

スクリーン印刷の用途

スクリーン印刷はメッシュからインクを押し出して印刷する原理から、印刷対象物を限定しない印刷方法です。紙、布、プラスチック、金属、ガラスなど、さまざまな素材に印刷することが可能です。耐候性や特殊用途などインクの種類も多いので、広告などの視覚に訴える印刷物に最適です。

また、立体的なものにも印刷できることから、射出成形品やプレス部品、半導体パッケージなど電子部品まで対応可能です。Tシャツやガラス、陶磁器などの薄いものや壊れやすいものにも印刷できるのです。

過去の紹介実績(表面処理)

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